安心の積み重ね。それが終活。
終活というと、つい気構えてしまう方も多いと思います。別に、目の前にご自身の死が迫っているという覚悟を持って望む必要はありません。思い出の品をどんどん処分する必要もありません。ずっと未来、御自身が亡くなった時に、大切なご家族が困らないための準備、それが終活です。
頑張りすぎず、少しずつ準備をしてみましょう。実際に始めてみると、少しずつその必要性がお分かりいただけると思います。そして自然と次のステップへと進めます。
ご自身のため、大切な人のための「安心を増やしていく」ことが、終活の本質なのです。
緊急連絡先カード
すぐできること、簡単にできることとして、まず緊急連絡先カードを準備してみましょう。
突然のトラブル。例えば、交通事故。これは年齢を問わず起こるもの。そのほか、階段を踏み外して頭を打って動けなくなってしまった。とか、持病がもとで街中で倒れてしまった。そんな時に役立つのが、「緊急連絡先カード」です。お財布の中に入れておけば、もしもの時に必ず役に立ちます。
救急医療情報キット
外出先でのもしものための備えが緊急連絡先カードだとすれば、ご自宅でのもしものための備えが、救急医療情報キットです。ご自宅で具合が悪くなってしまって救急車を呼んだ時、苦しくて状況を説明できなくでも、駆けつけた救急隊員の方に、必要な情報を素早く伝えることができます。
重要書類袋
貴重品袋とは違います。重要書類を入れておく袋を一つ作ります。普段は滅多に使わないもの、でも、もしもの時には絶対必要になるものを入れておきます。ファイルに入れておいてもいいですが、いざという時にはそのファイルからすべての書類を取り出すことになるはずです。ですから袋の中にポイポイ入れておくだけで良いのです。
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